別冊マーガレット2016年9月号 センセイ君主38話のネタバレ感想

別冊マーガレット2016年9月号　センセイ君主38話

ネタバレしてますのでお気をつけください。

別冊マーガレット2016年9月号　センセイ君主38話　幸田もも子

前回、先生がフランスに行きたいのを我慢していると感じて、「フランスに行ってください」と伝えたあゆは。

そんなあゆはを先生はぎゅーっと抱きしめてくれました。

その後、虎竹とマクドナルドで話します。

先生を応援したいあゆはに、虎竹は遠距離恋愛（しかもフランス―日本）の現実を淡々と知らせ、ハゲ上がるあゆは。

現実を考えずに先生の背中を押してしまったことに、あゆはは落ち込みます。

「やっぱりフランス行けって言ったこと」

「取り消したくなった？」

先生にそう聞かれ、強がりながら答えるあゆは。

しかしその後、先生と離れるのムリかもしれないと自信をなくしながらも、

（あたしが強くなるしかない！）

とあゆはは逞しい筋肉で決心し、実家に戻って、"先生のいない生活に慣れる訓練"をします。

訓練を始めて３日後に限界を感じたあゆはは、無意識に弘光先生の家に帰ってしまいます。

そこでばったり先生と遭遇。

「なに人のこと避けてんの？」

「腹立つ」

と、あゆはの考えなどお見通しの先生。

「無理しなくていいよ」

「フランスには行かないって言ったじゃん」

という先生に「だ　だめです　そんなの！！」と反論するあゆは。

気持ちは嬉しいけど、先生もあゆはには我慢してほしくない、と言います。

それでも、先生にフランス行きを勧めるあゆは。

「じゃあ先生は」

「ほんとのほんとに１ミリも未練ないって言えるんですか！？」

あゆはの言葉に、ハッとした様子の先生。

「あたしのことを思ってくださるのなら」

「先生が　ぜったい「これだ！」って思える答えをだしてください」

きっぱりと伝えてその場を去るあゆは。

（いいぞ）

（よく言ったあたし！！）

その晩先生はPCに向かっています。

研究集会のお誘いのメールなどをチェックしながらあゆはの言葉を思い出します。

（本当に）

（成長したよな）

（今のさまるんに　ごまかしは通用しないな）

 後日。

図書室であゆはが進路と向き合い始めます。

あゆはの進路を気にする先生も図書室にいましたが、あゆはは気付いていません。

弘光先生の後輩、教育実習生の白川先生があゆはに話しかけます。

「ユキちゃん先輩にフランス行けって言ったんだね」

「この間はクソとか言っちゃってごめんね」

謝る白川先生に、あゆはは寂しさと闘いながらも、自分は前向きである意思を伝えます。

「先生に会えることをごほうびにして」

「それまでは生きがいに燃える日々」

「めっちゃ最高じゃないですか？」

そう話すあゆはの笑顔に驚く白川先生。

あゆはは何が向いているか聞かれて、適当に「ペット系？」と答え、

（バカだけど）

（良い子じゃん）

とあゆはを見直します。

家に帰って、ペットの訓練士になる思いを馳せるあゆは。

考えているうちに、先生との距離を感じて涙がこぼれます。

（かなしいんじゃなくて）

（これはさみしいだけだもん）

あゆはが泣いていると、ピンポンとチャイムが鳴り、窓からあゆはがのぞいてみたところ、先生が家の前に立っていました。

「やっぱどー考えても」

「離れたくないんだよね」

あゆはに自分の想いを話す先生。

「どっかのバカるんが」

「最近　急成長しやがるから」

「一番近くで」

「見ていたいんだよ」

「今　さまるんと離れる方が」

「俺の人生ずっと後悔すると思うんだけど」

「納得できる？」

あゆはが先生の元へ駆けつけて、涙に言葉を詰まらせていると、先生は優しく微笑みました。

「いーよ」

「言わなくてもわかるから」

別冊マーガレット2016年10月号につづく

センセイ君主38話　感想

あゆはの成長目覚ましい回となりましたね。

センセイ君主はコミックス（電子書籍）で持っていて、別マで読むのは初めてでしたが、こんな展開になってるんだと驚きでした。

先生、けっこう夢中な感じ。

白川先生があゆはを見直したシーンがありましたが、何かのフラグなのかな？

楽しみです♪

10巻は8月25日発売。