永遠の漫画女子

いつまでもマンガ女子の、アラサー主婦によるブログ。好きなマンガの感想、考察ときどきネタバレ。

君に届け26巻のネタバレ感想【ピンとあやねちゃん】

君に届け26巻、電子版発売日となりました。

0時過ぎてすぐダウンロードしましたよ~。 

 

あやねちゃーっっん!!!ピーーーン!!!

こんなラブな話ずるい・・・

来月発売の、紙のコミックス27巻を買わざるを得ない展開じゃないですか・・・

まんまと乗っかりそうです。

 

続きはネタバレありますのでお気をつけください。

 

 

君に届け26巻 椎名軽穂【電子書籍】リマスター版

104話から107話まで収録されています。

いつものごとく、管理人はピンあや(ピン矢野?)推しですので、そこ中心に書きますね。

 

 

 

あらすじ

進路のことで初めてケンカする爽子と風早くん。お互い謝ろうとするのですか、すれ違ってなかなかうまくいかないふたり。

風早くんは、自分の行動をお父さんに重ね、「親父似だ」と気付き、ショックを受けます(笑)

その後なんとか仲直りを果たした二人。さらに絆が深まります。

 

夏休み、爽子の家にくるみちゃんが泊まりにきます。勉強合宿です。

夜、「あの時はごめんなさい」と涙を流しながら謝るくるみちゃん。

爽子も泣きながら和解を果たします。

 

「ちづちゃんが言ってた」

「友達は気付いたらなるんだって」

「言ってた」

 

「もうなってる」

 

翌日、くるみちゃんの帰りを見送る爽子。

お礼を言って歩きだすくるみちゃんが立ち止まり、爽子の元に戻ります。

 

「・・・・・・爽子ちゃん!

「教育大に行こうよ!!」

 

「わたしと」

「・・・教育大に行こうよ!」

 

風早と爽子ちゃんを離したいとか、今までのこと全部忘れて仲よくとか、そんなんじゃないから

と話すくるみちゃんに、爽子は「うん」と頷きます。

 

・・・・・・私を 認めてくれてる

 

くるみちゃんの後ろ姿を見つめながら、思いを新たにする爽子。

 

 

初恋

一方、あやねちゃん。

勉強中、ピンの姿や言葉が頭をよぎります。

 

おまえ、焦ってんだろ

 

ぷっと吹き出すあやねちゃん。

そして、以前ピンからホワイトデーにもらったのど飴を眺めます。

 

見た目も味も、あたし好みじゃないんだよね・・・

どーすんのよコレ!

 

そんな時、ちづちゃんからLINEで3人で会おうとお誘いがありました。

3人の近況、くるみちゃんのこと、龍とちづちゃんのこと、いろいろ話します。

あやねちゃんは、爽子とちづちゃんの様子を見て、「やっぱり安心する」と言いました。

 

焦りを感じて、勉強に集中できなくなっていたあやねちゃん。

 

「ピンのアホ面思い出してたら ちょっと息抜きしてみよっかなって・・・」 

 

と話すあやねちゃんに、何か感じた爽子。

ちづちゃんは普通に「よくピンの顔なんか思い出すね」と言います。

 

「いや・・・そんな」

「思い出してる・・・わけ・・・じゃ・・・」

 

あやねちゃんの反応に、確信したような爽子。

 

帰り道

楽しいひとときは終わり、帰り道。

雨の日、ピンとの思い出のあるコンビニを通り過ぎる時、

ピンの真剣な表情を思い出して胸が高鳴ります。

 

振り切るようにして駅まで走りますが、ピンの笑顔や何気ない表情が頭から離れません。

 

そんな時、駅のホームでまさかのピンと遭遇。

 

「お? 矢野じゃねーか」

 

驚いてどうしていいかわからないあやねちゃんは大きな悲鳴をあげます。

慌てたピンがあやねちゃんの口を手で塞ぎ、周りの人に弁解。

 

後ろから口を押さえられるの図。

 

駅員さんたちがかけつけて、あやねちゃんは

 

「ちがうんです・・・」

「ただの 先生なんです・・・」

 

「あたし・・・びっくりしちゃって」

「ごめんなさい」

 

「この人何もしていないんです・・・」

 

と顔を赤らめながら説明します。

 

「なんでいるのー・・・?」

 

と聞くあやねちゃんら、実家に帰ると答えるピン。

 

「会いたくなかったって顔だなー!」

 

ピンは笑いながら言いますが、あやねちゃんは顔を赤らめたまま。

熱があるんじゃないかとあやねちゃんのおでこに手を当てられて動揺したあやねちゃんは、ピンの手を振り払います。

 

その後もパニック状態のあやねちゃんに、姉がいるか尋ねるピン。

あやねちゃんは20歳と24歳の二人のお姉ちゃんがいると答えます。

 

彼氏のいる24歳の姉をアリだと言い、ハタチの姉のことを「だめだな ガキだな!!」というピンに、すねるあやねちやん。

 

「彼女ほしいんだ・・・」

 

「おう俺になぜ今 女がいないのか不思議だよな!」

 

「・・・はたちでも若いんだ・・・」

 

「わけーな!!」

 

「・・・もういい・・・」

 

そう言ってうつむいてしまうあやねちゃんを、ピンはポケットに手をつっこみながら見つめ、「おい」「おーい」「矢野のばーか」と話しかけます。

 

「・・・ほんとに」

「なんて ばかなんだろう・・・」

「て思う・・・」

 

あやねちゃんが答えると、ピンは心配そうに言いました。

 

「なんかおまえ 今日しおらしーな・・・」

 

「・・・煮詰まってんだろ?」

「なんか できることあるか」

 

目線を落として、あやねちゃんの顔を覗き込み、まっすぐに見つめるピン。

 

「で・・・できないでしょ~ ピンには・・・」

 

「俺に出来ないことなんてない!」

 

「できないの!」

 

突き放すように言うあやねちゃんに、ピンが答えます。

 

「俺も」

調子狂うんだよ」

「なんかあんなら 言え」

 

そこであやねちゃん、意を決したように顔を上げました。

手をつないでほしいと言いかけて、「握手!」と右手をピンに差し出します。

 

「受験勉強 頑張れるように・・・・・・!!」

 

ピンは、あやねちゃんの両手をぎゅうっと握り、真剣な瞳で伝えます。

 

「心配すんな」

「大丈夫だ」

「おまえならできる!!」

 

 

そして電車が来ますが、あやねちゃんは「混んでるから次のに乗る」と言い、ピンだけ

 乗って発車して行きます。

そんなピンの姿を見送り、ホームに立ちすくむあやねちゃん。

 

 

帰宅して、お姉ちゃんがあやねちゃんに、のどの調子が悪いから、のど飴持っていないかと聞きます。

 

「持って・・・ない」

 

その後、自分の部屋にある、ピンからもらったのど飴を両手で包み、想いを込めて握りしめるのでした。

 

 

感想

駅でピンに会って、びっくりして叫んで口を塞がれてのくだりですが、実際読んでみると、思っていたより男女の空気になっていてびっくり。

もっとドタバタ路線で行ってるのかと思いきや、全然ラブな感じでした。

ピンはやっぱり先生然として描かれているので、思いが読み取れませんが、あやねちゃんの乙女な様子は見ていて応援したくなります。

 

のど飴、ピンの存在も指してますよね。好みじゃないのにーと言うところ。

お姉ちゃんにのど飴をあげないのも、ピンを誰にも渡したくないあやねちゃんの恋心が感じられて、微笑ましい。

 

二人にはうまくいってほしいなぁ。

どうなんだろう。教師と生徒の恋愛はタブーなのかな~。

 

 

 

単行本27巻は9月発売。

電子版はもっと後になるのかなぁ。